上手く主張し交渉する事で、解決金として割高の金額を獲得できた事例(解決事例126)

上手く主張し交渉する事で、解決金として割高の金額を獲得できた事例

離婚・婚姻費用・面会調停事件
女性(Aさん)

 

事情

 依頼者は、夫に浮気をされたことを知り、その証拠もつかんだことから、離婚しようと考え、当事務所に御来所されました。不貞慰謝料を請求することはもちろんですが、財産分与に関してはいろいろな争点があったので、この点も専門家である弁護士に相談したいとのご意向をお持ちでした。

結果

 財産分与については、夫の(将来の)退職金、夫名義の口座に入った預金のうち婚姻前から夫が蓄えていたと主張する金額、自動車など様々な争点が存在しました。退職金については、相手が種々の主張を行ってきましたが、原則どおり、中間利息を控除したりすることなく計算するべきとの主張を尽くしました。車については査定を取り、互いの主張額の中間値で折り合いを付けられるように話しを持って行きました。さらに、預金については、口座の取引履歴を具に検討するということは避け、依頼者としては、子どものお金として主張したかった学資保険についても共有財産として折半するという提案を相手に行い、長期化を避けたがっていた相手の譲歩を引き出すことに成功し、預金のうち婚姻前から蓄えていたものは、分与対象にならないとの特有財産の主張を容れない形での和解にたどり着くことができました。不貞慰謝料も裁判基準を調停の中で解決金に乗せることができ、金額としては割高の数字にすることができました。

解決ポイント

 財産分与については、以上のとおりうまく交渉の主導権を握れたと思われますが、それは離婚そのものや面会交流などの財産分与以外の面でもいろいろ駆け引きがあったからだといえます。面会交流については、依頼者はかなり消極的ではありましたが、徐々に態度を軟化させることにより、面会交流での譲歩と財産分与の譲歩をうまくかみ合わせて交渉を前に進めることができたと思います。依頼者には、ここだけは譲れないとの強い思いが必ずあるはずですが、今回の依頼者は、不貞慰謝料の金額にこだわりを持っていました。結果としては、不貞慰謝料の名目ではなく解決金ということで、一緒くたにはなりましたが、離婚後、パートでありながらも子ども2人を育てていく依頼者にとっては、名目は何であれ、ある程度の金額を獲得できたことは意味が大きかったことなのではないかと思います。離婚に限りませんが法律事務所にご相談に来られる方には、「これだけは」という思いが絶対にあるはずです。それを実現するためのお手伝いができれば幸いですので、ぜひ些細なことでも当事務所までご相談にお越しいただければと思っております。

 

離婚・慰謝料・財産分与の無料相談。 まずはお問い合わせください。TEL:0120-115-456 受付時間:平日9:00~19:00 初回相談料0円 土曜日相談実施

メールでのご予約も受け付け中です。

離婚・慰謝料・財産分与の無料相談。 まずはお問い合わせください。TEL:0120-115-456 受付時間:平日9:00~19:00 初回相談料0円 土曜日相談実施

メールご予約受付中