蒸発した妻と円満に復縁した事例(解決事例160)
蒸発した妻と円満に復縁した事例
離婚等請求事件
男性(Xさん)
事情
相談者(Xさん)と妻のYさんは結婚し、同居していたところ、突然、妻が置き手紙を残して蒸発しました。その手紙には離婚したい旨が記載されていました。Xさんとしては、突然のことでどうしたらよいかわからず、当所にご相談に来られました。
結果
妻の転居先を探すため、弁護士が職務上請求により、市役所から妻の住民票を取り寄せましたが、秘匿となっていました。そこで、弁護士が、当該市役所と協議し、転居先は教えなくてもよいが、市役所を通して手紙を送らせてほしい、と申し出て、なんとか蒸発したYさんと連絡を取ることができました。その後、弁護士がYさんと面談したり、XさんがYさんに充てた手紙を読みきかせる等して、YさんのXさんに対する不安を解消させ、無事円満に復縁するに至りました。
解決ポイント
配偶者が蒸発した場合、弁護士であれば、職務上請求として、転居先を調べることができます(住民票を移転している場合に限ります。)。ただし、そうであっても秘匿されていれば、転居先を知ることができません。しかし、本件では、市役所と協議の上、市役所を通しての手紙の送付等の手段によって、蒸発した配偶者と連絡を取ることができました。このように配偶者が蒸発した場合、パニックに陥るのではなく、まずは、弁護士にご相談することをおすすめします。