離婚の合意のある配偶者に対し夫名義の自宅からの速やかな退去・離婚成立を得られた事例(解決事例56)
離婚の合意のある配偶者に対し夫名義の自宅からの速やかな退去・離婚成立を得られた事例
離婚等請求事件
男性(Xさん)
事情
子供のいないご夫婦の相談で,当初より双方離婚の合意自体はあり,妻に対して依頼者(Xさん)が相当額の慰謝料を支払う覚書も作成されていました。
すでに別居していましたが,Xさんの方が自宅から出て行く形で, 妻が,Xさん名義の自宅に住み続けていました。
当初より双方離婚の合意自体はありましたが,妻より就職が決まるまでは,Xさん名義の自宅に住み続けたいとの主張に対し速やかな退去を求めました 。
結果
当初は,婚姻費用の支払いをやめた上で, Xさん名義の自宅からの退去を踏まえた離婚協議をする予定でした。
しかし,Xさん本人の強い意向もあり,覚書で認めた慰謝料の支払いをするかわりに,自宅からの速やかな退去を求めることを最優先とし,結果として,Xさんの希望通りの期間内において退去と離婚協議の成立を達成することができました 。
解決ポイント
代理人として就任した時には、妻本人との直接交渉であったため, 感情の対立もあり,困難でした。しかし,粘り強く直接交渉することによって、 妻がどうしても譲歩できない条件を聞き出したことで、早期解決することが出来ました 。
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