証拠固めなど訴訟の備えをしっかり行い半額で和解成立した事例(解決事例62)
証拠固めなど訴訟の備えをしっかり行い半額で和解成立した事例
慰謝料請求被告事件
女性(Xさん)
事情
依頼者(Xさん)は、職場の同僚男性との不貞行為が男性の妻に知られてしまい、妻の弁護士より慰謝料請求の書面が届いたため、当事務所にご相談にいらっしゃいました。
当方も代理人として就任し、相手方代理人弁護士と減額等の交渉を開始しました。
しかし、交渉ではほぼ減額の可能性がなかったため、相手方が訴訟提起することを前提に 聞き取り等を行い証拠を固めて訴訟に備えました。
結果
訴訟が提起され、結果的に300万円の請求に対し、 半分の150万円で和解が成立しました。
解決ポイント
Xさんとしては、男性と関係を持つ前から男性と妻の仲が悪いことを前提にして、 不貞関係に入ったため、裁判では、相手方夫婦の破綻の主張を行い、 請求棄却を模索しましたが、裁判所では認められませんでした。もっとも、不貞期間が短いこと、夫婦関係がうまくいっていなかったことは考慮され、150万円の和解金で解決しました。
最初から訴訟提起されることを前提に 証拠固めなどしっかりと備えていたことがポイントかと思います。
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