元夫も過去に不貞行為を行っていたことを指摘し280万円の減額にて示談成立させた事例(解決事例96)
元夫も過去に不貞行為を行っていたことを指摘し280万円の減額にて示談成立させた事例
慰謝料請求被告事件 女性(Xさん)事情
相談者(Xさん)は、夫との夫婦関係の悩みを職場の男性に相談するうちに、 その男性に惹かれ、平成29年5月頃より不貞関係となりました。 Xさんは、平成29年9月に夫(Yさん)と離婚するに至りましたが、 その後、Yさんの代理人弁護士から不貞を原因とする慰謝料300万円を請求されました。 しかし、到底支払える金額ではなかったので、どうしたらいいかわからず、相談に来られました。結果
弁護士がYさんの代理人弁護士と交渉した結果、 XさんがYさんに和解金として20万円を支払う、という内容で合意に至り、 280万円を減額することができました。 また、和解書の中で、Xさんの不貞相手の男性にも、 後日請求しないということを約束させました。解決ポイント
Yさんは、Xさんと婚姻期間中(5~6年前)に浮気したことがありました。 不貞の慰謝料請求は原則3年の時効期間が存在しますが、 仮に3年以上前であっても、離婚後6か月間であれば不貞の慰謝料請求が可能です(民法159条)。 そのため、Xさんは、反対にYさんに対し、慰謝料を請求する、との主張をしたところ、 最終的に280万円もの金額を減額することができ、 かつ浮気相手の男性にも後日請求しないとの約束をさせることができ、 有利に交渉を進めることができました。 民法159条についてはあまり知られていませんが、 上記のような主張をすることで大幅な減額が可能となりますので、 不貞の慰謝料を請求された場合は、是非一度、弁護士にご相談ください。- 相手方が離婚に応じない姿勢であったが、交渉により離婚に応じさせた事例(解決事例132)
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