不倫相手の女性に対して慰謝料請求が認められた事例(解決事例4)

不倫相手の女性に対して慰謝料請求が認められた事例

依頼者:女性(相談時30歳、Dさん)

事情

Dさんの夫が、部下の女性と不倫(不貞行為)をしていることが発覚し、Dさん自身でまずは内容証明郵便などで慰謝料請求をしていました。ところが、相手の女性はDさんからの連絡を一切無視し続けており、進展がない状態が続いていました。

そんな中、不倫の相手が会社を退職してしまうことになりました。このまま行方をくらませてしまうのではないかという不安にかられたDさんは、最終的には裁判もやむなしと考えていました。しかしDさんは身近に相談できる方がおらず、一人悩んでおられたところ、当事務所のホームページを御覧になり、ご相談に来られました。

結果

相手方が連絡を無視するということなので、連絡を取る(無視できないようにする)方法と慰謝料の支払いを確保することを検討しました。相手の女性が近々退職するということなので、まずはその退職金と給料を仮差押えしました。

その上で主として、①できるだけ高額の慰謝料で解決する、②相手の女性から夫への求償権を放棄させる(夫に請求させない)、という2点を実現することを目指しました。

仮差押えが効を奏したのか、相手の女性と連絡を取ることができ、まずは任意での交渉をしていきました。

粘り強く弁護士が交渉を重ねた結果

①裁判をした場合に近い金額の慰謝料、②求償権の放棄

に加えて、

③真摯な謝罪と④その女性と夫が今後一切接触しない、という内容を盛り込んだ和解が成立しました。

弁護士のコメント

 

今回は、相手の女性が連絡を無視するということでしたので、仮差押えを先行させるという手段を採用しました。

 

この差押えによって、交渉のカードをこちらが握ることができ、そのおかげで依頼者の思い通りの和解を成立させることができました。

 

弁護士のサポート内容

代理交渉・訴訟の代理人

お金のことはもちろん、依頼者は精神的にも疲れていたため、精神面でのサポートも重視しました。

相手の女性からの求償権を放棄させたことや真摯な謝罪をさせることができたことで、今回の不倫問題を清算して、将来に向けた再スタートを切ることができたのではないかと思います。

 

 

 

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