車のナンバーという情報のみから夫の不倫相手を特定し、慰謝料請求した事例(解決事例40)
車のナンバーという情報のみから夫の不倫相手を特定し、慰謝料請求した事例
依頼者:女性(Xさん)
事情
Xさんが夫の単身赴任先を訪れた際,不倫相手と旅行中の写真を発見しました。
その後,再び赴任先を訪れた際に,写真の女性と鉢合わせして問い詰めましたが逃げられてしまいました。また,夫に問い詰めても不倫相手のことは教えてもらえず、相手方女性の情報としては,運転していた車のナンバーくらいしかありませんでした。
そのため、その情報だけで相手方を特定して慰謝料請求が可能かどうか不安、とのことでご相談にいらっしゃいました。
相談時には、
①弁護士が照会をかければ,車のナンバーから所有者を調査できること、
②車を借りている可能性もあるので万全ではないが,調査して請求してみる価値はあること、
をお伝えしたところ,その方針で交渉のご依頼をいただきました。
結果
車のナンバーから所有者を調査したところ,女性名で登録されていることが分かりました。
そこで,住民票を取り付けたところ,不倫相手に近い年齢であったため,ほぼ間違いないとして慰謝料を請求する文書を送付しました。
その後、相手方も弁護士を立ててきましたが,不貞を否認しつつも,解決金を支払うという意向だったため,金額交渉の後,80万円の解決金を支払うとの内容で示談しました。
解決ポイント
車のナンバーという乏しい情報から,相手方を突き止めることができたことに尽きます。 もし,所有者が別人であれば,おそらく,連絡がつかず交渉できなかった可能性も考えられます。
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