夫が認めている以外に証拠がない中で浮気相手の女性に慰謝料請求した事例(解決事例29)
夫が認めている以外に証拠がない中で浮気相手の女性に慰謝料請求した事例
依頼者:女性(相談時30歳、Cさん)
事情
Cさんの夫が浮気をしました。
Cさんは、浮気相手の女性がとにかく許せないという気持ちでしたので、浮気相手への慰謝料請求がしたい、ということでした。
しかし、証拠は夫が認めていることのみでした。 夫は反省をして全面協力してくれるとのことでしたが、自身で請求するのは難しいとのことで相談に来られました。
結果
弁護士が代理人となり、相手方と交渉することにしました。
通常、弁護士が委任をうけるとまず受任通知(弁護士が代理人に就きましたので、今後は弁護士から連絡をします、というもの)を相手方に送付し、相手方と直接交渉することになりますが、今回は、証拠がなかったため、浮気相手に受任通知を出すまでに確実な証拠を収集することにしました。
Cさんが夫になりすまして浮気相手とラインをしたところ、確実に不貞を認める証言がとれたり、頼んでもないのに裸の写真を送ってきたりしました。
証拠がとれたため、受任通知を送付し、弁護士が浮気相手と直接交渉することとなりました。証拠が確実なため事実は争いにはならず、金額と支払い方の問題となり、交渉の結果、100万円の慰謝料を獲得し、夫への求償権を放棄してもらうことができました。
弁護士からのコメント
弁護士が介入すると相手は身構えてしまって新証拠の収集が困難になることが多いため、通知を出す前に依頼者と相手女性を泳がせて証拠をとる場合がありますが、今回はその見事な成功例の一つであります。本件では、あらためて夫の協力の大事さも痛感しました。
弁護士のサポート内容
代理交渉,訴訟
- 弊所のサポートとして継続相談サポートを選択し、弁護士がアドバイスを行った事例(事例202)
- 最終的に条件を良くすることで離婚を選択した事例(199)
- 弁護士が介入することで、家の明渡しが猶予された件(事例197)
- 不貞した配偶者と今後の婚姻関係に関する取決めを合意書の形で作成した事例(事例196)
- 適正な額の養育費の支払を受けることができ、財産分与として相当額を取得することができた事例(事例195)
- 不貞行為を理由に慰謝料の支払いを求められたが、早期の離婚が成立した事例(事例194)
- 元夫に対して、養育費の支払いを督促し、面会交流についての取り決めを守るよう申し入れた事例(事例193)
- 財産分与のうち不動産の財産分与が問題となった事例(事例192)
- 元夫に対する年金分割請求(事例189)
- 不貞慰謝料を請求されたが、3分の1以下に減額できた事例(事例185)