頑なな不倫相手女性との交渉を弁護士が行い慰謝料増額・示談成立を得られた事例(解決事例57)

頑なな不倫相手女性との交渉を弁護士が行い慰謝料増額・示談成立を得られた事例

慰謝料請求事件
女性(Xさん)

 

事情

 相談者(Xさん)は、夫の不倫相手への慰謝料請求をお考えになり、 ご相談にいらっしゃいました。
 2人の不貞行為の回数は1回ないし2回で(争いあり)、期間も半年程度でしたが、Xさんが不貞行為をきっかけに適応障害になってしまい、 息子さんがXさんを看るために前職を辞めるに至っていました。
 Xさんが上記の理由から働ける状況ではなく、 離婚するには至っていないが、婚姻関係は破綻していました。
 夫の不倫が発覚後、Xさんの息子さんが直接相手女性と話をしていましたが、息子さん宛に弁護士名義で接近禁止の通知が届いたことから、 ご相談にいらっしゃいました。


 

結果

 当初、不倫相手女性からは30万円の支払い提示であったところを、弁護士の交渉により、50万円増額である、
Xさんの夫への求償権放棄の80万円一括払いという形で示談を成立 させることができました。
(※「求償権」・・例えば、不倫相手が慰謝料を全額支払った場合、不倫相手は自分と不倫をした相手(夫または妻)に対して、 不倫相手が支払った慰謝料のうち、相手方(夫または妻)負担分を請求できる権利のこと)

 

 

解決ポイント

 Xさんは、最低100万円払わなければ示談しないという意向でしたが、不貞行為の回数・期間の点から説明し、最低80万円であればということで ご納得いただきました。
 一方、相手方は頑なに30万円を提示してきたうえで、 最終的に60万円以上支払えないと返答してきました。
 そこで、支払えない理由が資力にあることを確認したうえで、 分割払いであればXさんの説得を試みること、最低80万円払わなければ訴訟を確実に提起することを明示したところ、 上記内容で示談が成立しました。  


 

 

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