浮気の慰謝料請求をして、ほぼ満額の和解を得た事例(解決事例8)
浮気の慰謝料請求をして、ほぼ満額の和解を得た事例
依頼者:女性(相談時30歳、Hさん)
事情
Hさんは、Hさんの妊娠中に夫が会社の同僚と浮気をし、それが原因で離婚することになりました。
生れたばかりの子供を抱え、Hさんは不倫相手の女性に対して慰謝料請求をしようと考えました。しかし、いくら請求したら良いのか、どんな証拠を出せば良いのか、そもそも裁判になった場合に勝てる見込みはあるのか、などが分からなかったので、当事務所に相談に来られました。
結果
Hさんのお話を伺うと、浮気をしていたことが明らかな証拠がいくつかあることが判明しました。
当初は任意に支払ってもらう事も考えたのですが、証拠関係が揃っていたのと、Hさん自身が早期の解決を望まれたので、訴訟を提起しました。
訴訟を提起したところ、相手方より和解の提案があったので、浮気相手と元夫に事務所へ来ていただき、数度にわたり協議をしました。
その結果、第1回の期日において、こちらの請求額のほぼ全額を支払ってもらうという合意が成立し、和解をしました。
弁護士のコメント
今回は、前回とは逆に、浮気をされしまい、離婚にまで至ってしまった方からの相談でした。
不貞行為の慰謝料請求は、浮気をした当事者2人の間で連帯債務(双方が全額について支払義務があります)となります。
今回は、元夫も浮気をしたことを認めざるを得ない事案であり、連帯債務を負う事から、裁判の後の協議の場には同席することとなりました。
その結果、申立から約1ヶ月という短期間での解決となりました。問題の解決には、誰と話をするのか、どのような話をするのかという見極めが必要であることが再確認できた事案でした。
弁護士のサポート内容
代理交渉・訴訟の代理人。
今回は、Hさんにはまだ小さい子供おり、早急な解決を望んでいたことから、セオリーとは異なる方法を採用しました。
- 弊所のサポートとして継続相談サポートを選択し、弁護士がアドバイスを行った事例(事例202)
- 最終的に条件を良くすることで離婚を選択した事例(199)
- 弁護士が介入することで、家の明渡しが猶予された件(事例197)
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- 不貞行為を理由に慰謝料の支払いを求められたが、早期の離婚が成立した事例(事例194)
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- 不貞慰謝料を請求されたが、3分の1以下に減額できた事例(事例185)