訴訟における粘り強い金額交渉により370万円の減額を得られた事例(解決事例65)
訴訟における粘り強い金額交渉により370万円の減額を得られた事例
損害賠償請求(不貞行為)被告事件
女性(Xさん)
事情
相談者(Xさん)は,不貞行為の相手方である男性の妻から, 夫婦の離婚訴訟の手続に併合される形で慰謝料請求訴訟をされました。 Xさんは,交際していた相手方の男性が妻帯者であることは知っていましたが, 夫婦関係も7年ほどなく,家庭内別居のような状況であり, 婚姻関係は破綻していると思っていました。
訴訟では,500万円の慰謝料を請求されましたが,高額に過ぎると思い, ご相談にいらっしゃいました。
結果
相手方男性との連帯債務として,370万円の減額による、 130万円での示談が成立しました。
解決ポイント
不貞行為の証拠として写真をとられていたこともあり,不貞行為自体は認めた上で, その時点で,すでに婚姻関係は破綻していた旨の主張をしました。これに対し,妻側は,婚姻関係は破綻していない旨反論してきました。 離婚訴訟に併合された事案のため,時間はかかりましたが, 訴訟途中における裁判官の和解勧試においても,破綻の主張を崩さず, 粘り強く金額交渉をしたことで,130万円で示談が成立しました。
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