有責配偶者からの離婚請求には応じず婚姻費用の支払を受ける内容で離婚調停成立できた事例(解決事例85)
有責配偶者からの離婚請求には応じず婚姻費用の支払を受ける内容で離婚調停成立できた事例
婚姻費用分担請求事件 女性(Xさん)事情
Xさんは,夫の不倫が発覚したため別居をすることとなりましたが, それに基づき,婚姻費用を請求することにしました。 別居の理由が夫の不貞行為でしたが,Xさんとしては,子どものことや家のこともあり, 離婚には応じる気はありませんでした。 そこで,どのように今後対応すればよいのか分からないため, 当事務所にご依頼いただくこととなりました。結果
Xさんが,離婚に応じても良いのなら, 条件を付けて別れることも選択として考えられましたが,原因は夫の不貞行為であるので,まず婚姻費用を請求し,納得のいかない条件での離婚には応じないというスタンスで調停を行いました。 結果,離婚には応じず,相手方が高所得者であったため,相手方より毎月51万円の婚姻費用を離婚が成立するまで支払われるという内容で,調停を成立させて終えることができました。解決ポイント
相手方が高額所得者であるので, 婚姻費用について,一定金額以上は認められない可能性があることと,離婚しない場合には長期にわたって手続きをしなければならない可能性があったため,解決するまでに時間がかかるものであったが, その分、かなり高額の婚姻費用を認めさせることに成功しました。- 弊所のサポートとして継続相談サポートを選択し、弁護士がアドバイスを行った事例(事例202)
- 最終的に条件を良くすることで離婚を選択した事例(199)
- 弁護士が介入することで、家の明渡しが猶予された件(事例197)
- 不貞した配偶者と今後の婚姻関係に関する取決めを合意書の形で作成した事例(事例196)
- 適正な額の養育費の支払を受けることができ、財産分与として相当額を取得することができた事例(事例195)
- 不貞行為を理由に慰謝料の支払いを求められたが、早期の離婚が成立した事例(事例194)
- 元夫に対して、養育費の支払いを督促し、面会交流についての取り決めを守るよう申し入れた事例(事例193)
- 財産分与のうち不動産の財産分与が問題となった事例(事例192)
- 元夫に対する年金分割請求(事例189)
- 不貞慰謝料を請求されたが、3分の1以下に減額できた事例(事例185)