友人女性の夫から不貞を疑われて裁判となったが、和解が成立し損害賠償金が300万円減額した事例(解決事例146)
友人女性の夫から不貞を疑われて裁判となったが、和解が成立し損害賠償金が300万円減額した事例
損害賠償請求事件
男性(Yさん)
事情
相談者(Yさん)の友人の女性であるZさんは、Xさんと結婚していましたが、Xさんは、ZさんがYさんと不貞関係にあったことを主張したため、Zさんと不仲となり離婚するに至りました。
その後、Xさんは、ZさんとYさんを相手として、内容証明郵便で、400万円を請求されました。Zさんは、Yさんとの不貞は否定しましたが、早期解決を理由に200万円を支払い、Xさんと和解しました。
しかし、XさんはYさんとは和解していないことを理由に、同じく400万円を支払えとの裁判を起こしてきました。Yさんとしては、どのように対応したらよいのかわからず、当事務所にご相談に来られました。
結果
弁護士がYさんの代理人となって裁判上で争いました。
Yさんとしては、Zさんとそもそも不貞関係にはないことを主張しましたが、認められませんでした。しかし、XさんはすでにZさんと和解しており、その際、200万円を受け取っていたことから、Xさんの400万円という請求は不当であると主張し、これが認められました。
そして、最終的にYさんがXさんに対し、100万円を支払うとの和解が成立しました。
解決ポイント
YさんとZさんはいわゆる不真正連帯債務にあるところ、ZさんのXさんに対する200万円の弁済は、XさんのYさんに対する請求に影響を及ぼします。そのため、XさんのYさんに対する請求は、一定消滅することとなります。
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