5年以上前の未払養育費について時効援用が認められた事例(事例203)
事情
相談者(Xさん)は約12年前にYさんと離婚しましたが、その際、決められた養育費を払うことなく現在に至っていたところ、Yさんの代理人弁護士から未払いの養育費の請求がきたため、弊所にご相談に来られました。
結果
弁護士がXさんの代理人として交渉し、時効によって消滅していた養育費は時効援用をし、結局、未払養育費として約170万円を分割で支払うという内容で合意に至りました。
解決ポイント
任意交渉では合意をすることはできませんでしたが、双方の収入資料やご子息に関する資料を収集して、適正金額での合意ができるよう協議し調停期日に臨みました。
養育費請求権は遡って5年以上前のものは時効によって消滅するため、本件では、時効援用をして未払養育費を減額することができました。
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