重婚状態になっていたため前夫との婚姻関係を解消した事例(解決事例104)
重婚状態になっていたため前夫との婚姻関係を解消した事例
離婚請求事件 女性(Xさん)事情
相談者(Xさん)は外国人で、30年前に、同じく外国人(Yさん)と結婚したところ、Yさんの浮気を原因として離婚するとの話に至りました。Xさんは、離婚届をYさんに渡し、遠方に移りました。Xさんとしては、Yさんが離婚届を提出しているものと思っていました。 その後、Xさんは、別の外国人の方と再婚し、その者との間に子供が産まれたことを契機に、帰化しようと考え、法務局に行ったところ、Yさんとの間でいまだ離婚届が提出されておらず、重婚状態になっていることが判明しました。そこで、Xさんとしては、Yさんとの婚姻関係を解消するべく、当所にご相談に来られました。結果
弁護士が介入し、Yさんに連絡をして、事情を説明しました。Yさんの言い分としては、「当時、離婚届に署名捺印して、Xさん宛に送った。反対に、Xさんが離婚届を提出しているものと思っていた。」ということでした。とはいえ、重婚状態になっていることは紛れもない事実でしたので、再度、離婚届を作成してもらい、離婚が成立し、重婚状態は解消されるに至りました。解決ポイント
今回は、外国人同士の婚姻ということでしたので、日本国内で戸籍は作成されておらず、重婚状態という通常では想定できない状態に陥っていました。また、XさんはYさんと疎遠になっており、今更Yさんと連絡を取ることに抵抗がありました。そのため、弁護士が介入することによって円滑に離婚が成立し、重婚状態が解消されるに至りました。- 5年以上前の未払養育費について時効援用が認められた事例(事例203)
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