控訴審において、和解という形で離婚が成立に至った事例(解決事例137)

控訴審において、和解という形で離婚が成立に至った事例

離婚等請求事件
男性(Xさん)

事情

 相談者(Xさん)は、平成3年にYさんと結婚をし、平成9年に双子の子供を授かりました。しかし、Xさんは平成16年に仕事の大変さから鬱病になり、家族との共同生活も耐えられなくなったため、Xさんが家を出る形で別居するに至りました。その後、別居期間が10年以上も続いたため、XさんはYさんとの離婚を決意し、当事務所に相談に来られました。

結果

 Xさんは、離婚裁判を提起し、最終的に判決において、離婚が成立しましたが、Yさんはそれを不服として控訴しました。Yさんは、控訴審において、養育費、財産分与、慰謝料を請求しましたが、最終的に、離婚の条件として、養育費名目で総額300万円を支払うという内容で和解に至りました。

解決ポイント

 Xさんには資力がなく、負債も多かったため、個人再生という手続きを申し立てることにしました。そのため、Yさんが請求している財産分与や慰謝料は免責の対象となるおそれがありましたが、養育費は非免責であるので、最終的に養育費名目で総額300万円を支払うという内容で和解に至りました。離婚でお困りの方は、是非一度、当事務所にご相談ください。

 

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