調停において解決金の支払いによる早期離婚を実現した事例(事例173)
調停において解決金の支払いによる早期離婚を実現した事例
離婚請求事件
男性
事情
ご本人は、過去にも離婚調停を行ったが、相手方が離婚に応じず、不成立となった。
その後、相当期間の別居を経て、再度離婚の調停を申し立てるべく、来所された。
結果
相手方からは当初、500万円の解決金の支払いによる和解の提案があったが、最終的に、330万円の解決金の支払いにより、離婚を成立させた。
解決ポイント
訴訟手続に進めば、解決金の支払いなしに離婚を成立させることも可能かと思われたが、その間も婚姻費用の支払いを続ける必要があった。
そして、調停手続きにおいても相手方が必要書類の提出を何度も遅れさせるなど、相手方が離婚を先延ばしにしようとする態度が明らかであり、訴訟手続においても同様に引き伸ばしをされると、婚姻費用が相当額にのぼることが見込まれた。
そこで、ご本人と協議の上、早期に離婚を成立させるため、解決金の支払いによって離婚を成立させた。
- 暴力等に対する慰謝料の金額を0円として協議離婚を成立させた事案(事例204)
- 5年以上前の未払養育費について時効援用が認められた事例(事例203)
- 離婚後の事情変更を理由に養育費の減額を成功させた事案(事例201)
- 財産分与のうち不動産の財産分与が問題となった事例(事例192)
- 離婚裁判中に、互いに円満にやり直すことを決めた事案(事例191)
- 離婚の原因が相手方にあることを示して、婚姻費用と養育費を適正な金額に定められた事例(事例190)
- 相手方が特定の預金口座の存在を明らかにしなかった事例(事例188)
- 子を連れ去った妻に対し、面会交流の条件や解決金の金額の減額などを実現した事案(事例187)
- 不貞慰謝料を請求されたが、3分の1以下に減額できた事例(事例185)
- 継続相談サポートにて当事者での訴訟活動をサポートした事例(事例179)