離婚を拒む妻との離婚を成立させた事例(別居期間約5年半)(解決事例6)
離婚を拒む妻との離婚を成立させた事例(別居期間約5年半)
依頼者:男性(相談時48歳、Fさん)東大阪市
事情
Fさんは、相談にこられたときには約5年半にわたる別居生活が続いていました。別居に至った理由は、妻が新興宗教にのめりこんでしまったことにあります。別居期間中、Fさんは何度も妻に対して、離婚を求めてきましたが、いつもはぐらかされて応じて貰っていませんでした。
Fさんは、別居期間が長期にわたってしまっており、形だけになってしまっている籍を抜きたいということでご相談に来られました。
結果
弁護士が妻と何度も話し合いをしましたが、妻は離婚することをかたくなに拒否してきました。そこで離婚調停を申し立てて、調停の場で話し合うことになりました。
調停の場でも、妻はお金などを要求することもなく、ひたすた戻ってきて欲しいとの意思を示していました。しかし、粘り強く交渉を重ね、調停の終盤には訴訟もやむを得ないという意向をこちらが示したところ、離婚に応じてもらえることになりました。
弁護士のコメント
今回は、金銭面で交渉する余地が無く、どう離婚に納得してもらえるかという交渉が主になっていたため、すこし変わった形の交渉となりました。妻は直接Fさんと話がしたいと主張してきた際には、私が同席の下、直接話してもらう機会を持ったりもしました。
また調停の段階では、代理人のチェックの下、Fさんに肉筆の手紙を書いてもらうなどもしてもらいました。
離婚は、人間の感情が大きなウエートを占めることも多いので、交渉は臨機応変にせざるを得ません。現在、どのように対応すべきかということでお悩みの方も、一度ご相談いただけたらと思います。
弁護士のサポート内容
代理交渉・調停及び訴訟の代理人。
今回は、いかにFさんと妻の主張をすりあわせるかという点に腐心しました。
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