悪質性の高い証拠を示すことで不貞の慰謝料請求を終始優位に訴訟を進めることができた事例(解決事例81)
悪質性の高い証拠を示すことで不貞の慰謝料請求を終始優位に訴訟を進めることができた事例
慰謝料請求事件
男性(Xさん)
事情
Xさんの妻は職場の同僚と不倫関係にありました。
Xさんが妻のラインを見たことでその事実を知ることとなり、 不倫相手に慰謝料請求しようと考え、ご相談にいらっしゃいました。
結果
弁護士が代理人となり相手方に内容証明郵便を送りましたが、 相手方に代理人が付いたため、示談交渉では、思うように金額が上がってきませんでした。
そこで、訴訟を提起し、相手方の提示額70万円より
60万円高い、
130万円で和解することが出来ました。
解決ポイント
交渉の経緯や不貞の悪質性を示す証拠をたくさん示しました。
そのため、訴訟を終始優位に進めることができ、こちらが最初に要求した額にかなり近い裁判官の心証を取ることができ、
それを前提にした金額で和解することができました。
和解条項についても、相手方が依頼者の妻に求償権を行使することを殊更意識した内容を提示してきたので、それを変更させるように働きかけました。
また、不倫相手も既婚者でしたが、単身赴任中であったため、不倫相手の妻には今回の不倫は明らかになっていないものと思われ、これにより、ダブル不倫ではあるものの、 慰謝料請求をし合うという複雑な形にはなりませんでした。