過大な財産分与を請求されたが最小限の支払いに押さえた事例(解決事例105)
過大な財産分与を請求されたが最小限の支払いに押さえた事例
離婚請求事件 男性(Yさん)事情
依頼者は、相手方である妻と離婚しましたが、離婚条件(金銭面)について特に取り決めをしませんでした。すると、離婚後しばらくして、元妻から、養育費、年金分割、財産分与の調停を起こされました。元妻が請求する財産分与額があまりに過大なものであったことから、調停でどのように話を進めればよいかと不安になられ、当事務所にご相談に来られました。結果
年金分割については特に争わず0.5に、養育費についてもほぼ算定表通りの金額で早期に合意しました。問題は財産分与でしたが、依頼者側でいうと、財産に関する資料を早期にしっかり開示し、分与対象となる財産が、元妻が考えている金額にほど遠いことを示しました。相手方側でいうと、相手方の所有する財産について、その根拠資料を示すことで、正確には把握できていなかった相手方の財産について相手方に開示させることができ、相手方の財産分だけ、依頼者が相手方に支払う金額を減らすことができました。解決ポイント
資料をしっかり精査して提出すること、相手の財産について、様々な断片的な資料から開示を促すことで、法的に相当な金額の財産分与を実現することができました。また、依頼者名義の預貯金口座であるが、依頼者の親御さんが預け入れを行っていたものがありましたが、これについては、その親御さんに聞いた話をまとめて相手方に示すことにより、相手方を納得させ、財産分与の対象から外すことに成功しました。 その結果、依頼者が相手に支払わなければならない金額を大幅に減らすことができました。分与しなければならない金額を減らす方法はいろいろありますので、財産分与を請求された方はぜひ事務所までお越し下さい。- 暴力等に対する慰謝料の金額を0円として協議離婚を成立させた事案(事例204)
- 5年以上前の未払養育費について時効援用が認められた事例(事例203)
- 離婚後の事情変更を理由に養育費の減額を成功させた事案(事例201)
- 釣り上げられた解決金をギリギリまで減額した事例(事例200)
- 離婚裁判中に、互いに円満にやり直すことを決めた事案(事例191)
- 離婚の原因が相手方にあることを示して、婚姻費用と養育費を適正な金額に定められた事例(事例190)
- 相手方が特定の預金口座の存在を明らかにしなかった事例(事例188)
- 子を連れ去った妻に対し、面会交流の条件や解決金の金額の減額などを実現した事案(事例187)
- 離婚に際して妻から多額の財産分与と慰謝料を求められたが、弁護士が介入して早期協議離婚に至った事例(事例186)
- 精神疾患のある配偶者に対する離婚請求(事例181)