弁護士が調停以外の任意の場でも話し合いをした結果、男性が親権を取得できた事例(解決事例151)
弁護士が調停以外の任意の場でも話し合いをした結果、男性が親権を取得できた事例
離婚等請求事件
男性(Xさん)
事情
相談者(Xさん)は、妻であるYさんと岡山県で自宅を購入し、お子様2人と生活していました。しかし、Xさんは性格の不一致から、徐々にYさんと離婚したいと思うようになり、我慢の限界に達したため、長男を連れて、実家のある奈良県に帰り、別居するに至りました。
Xさんは、Yさんとの離婚に関する相談のため、当所にご相談に来られました。
結果
弁護士がXさんの代理人となり、岡山県の家庭裁判所に対し、離婚調停を申し立てました。
Yさんは離婚自体には応じましたが、子供2人の親権を主張されました。
お子様の親権をめぐって、弁護士が調停の場でのみならず、任意の話し合いも行い、最終的に、長男についてはXさんが、次男についてはYさんがそれぞれ親権を取得する形で離婚が成立するに至りました。
解決ポイント
一般的に、兄弟それぞれの親権を夫と妻で分断して取得し合うという方法は望ましくありませんが、本件では、XさんとYさんがそれに同意したのと、密な面会をすることによってお子様2人の関係を保持するという方法で合意に至りました。
また、本件では、長男がXさんと一緒に生活することを希望したため、Yさんとしては、長男の意思を尊重する形で本件の合意に至りました。
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