有責配偶者を弁護士が継続的にサポートした結果、精神的に安定して物事を進められた事例(解決事例152)
有責配偶者を弁護士が継続的にサポートした結果、精神的に安定して物事を進められた事例
継続相談サポート
女性(Xさん)
事情
相談者(Xさん)は、夫(Yさん)の同僚と不倫関係となり、そのことがYさんと知られることとなりました。
Yさんは、そのことで激情的となり、Xさんに暴力は振るわなかったものの、Xさんの携帯電話をこまめに確認したり、Xさんが外出する際には、行き先を常に報告させる等しました。
また、Yさんは、自宅の2階から飛び降りようとする等自殺未遂を図るようになりました。Xさんは、そのことで精神的に疲弊し、当所にご相談に来られました。
結果
Xさんとしては、Yさんが自殺未遂を図る等の行動に出ていたため、1人にすることはできず、また別居することもできず、離婚の話をすることもできませんでした。
もっとも、Xさんとしては、ゆくゆくはYさんとの離婚を考えており、今後のためにも、弁護士がXさんの相談に継続的に乗ることとなりました。
その後、Yさんは精神的に落ち着いたため、弁護士による継続相談サポートも終了となりました。
解決ポイント
弁護士がYさんにしたアドバイスとしては、Xさんは有責配偶者であるので、Xさんからの離婚請求は原則として認められない、というものでした。
もっとも、Xさんは、未来永劫、Yさんと離婚できないわけではなく、離婚するためにもまずは別居することを薦めました。
ただ、Yさんは自殺未遂を図っていたので、別居の時期はYさんが精神的に落ち着いてからであるとアドバイスしました。
Xさんとしては、弁護士が継続的に相談に乗ることで、精神的に安定して物事をすすめることができました。
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